sigmaの日記

日々思ったことをつらつらと書きます。

瞑想について

 最近、インテルの長友選手の本を読む機会があって、その中で、瞑想が紹介されていました。瞑想は、ヨガの中でも基本的な動作らしいです。また、スティーブ・ジョブズがよく瞑想をしていたというのは有名です(本当かどうか実際に見て確かめたわけではありませんが)。それから、細野晴臣も瞑想をして体調が良くなった、みたいなことを本に書いていました。

 瞑想というのは、そんなに良いものなのでしょうか。ぼくは、有名な人たちがみんな良いと言うから、瞑想をしようと思って、時々試みますが、そんなに長い時間はできません。なんだか、瞑想を始めると、その時間が、とても無駄なものに思えてくるのです。本には、無心になりなさい、と書いてあって、自分の姿を上から眺めるところを想像しなさいとか、自分の呼吸に意識を集中し、それ以外の思念が湧き上がってくれば(ドーナツ食べたいとか、twitterで遊びたいとか)、再び自らの呼吸に意識を集中させ、それを無視しなさいと書いてあります。

 どこかで読んだ話ですが、高僧と一般人に、瞑想をしてもらって、あるとき突然ベルを鳴らす、という実験をしたそうです。瞑想中の脳波を記録しているのですが、高僧も一般人も、最初にベルが鳴った時は同じように驚くそうです(脳波が乱れる)。しかし、これを繰り返すと、次第に慣れてきて、一般人はベルが鳴っても脳波が乱れなくなる。ところが、面白いことに、高僧は何回目のベルであっても、最初と同じように脳波が乱れるそうです。これがまさに、無心というやつでしょうね。

 普段生活しているときは、次々と思考がジャンプして、あれを考えて、またこれを考えて、ということを繰り返しているような気がします。もちろん、ひとつのことに集中するときもあると思いますが、ぼくはどちらかというと色々と思考が展開しているほうです。また、寝ているときも、夢を見ることからわかるように、色々と思考が跳躍しているようです。とすると、本当に何も考えないようにするというのは、瞑想しているときくらいで、そのときだけ、脳の思考ルーチンはお休みできるのでしょうか。その休息が、良いメンテナンスになって、次に通常に戻ったとき、普段よりも面白い発想をすることができるのかもしれないですね。だからジョブズや音楽家は瞑想が好きなのでしょうか。